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リレンザが効かないインフルエンザもある?

せきが出ている男性

リレンザは、グラクソ・スミスクライン社により販売されている、ザナミブルを有効成分とした吸入式の抗インフルエンザ薬です。
同じ吸入式の抗インフルエンザ薬にイナビルがありますが、イナビルは10歳未満の子供に投与できないのに対し、リレンザは5歳以上であれば投与できるというメリットがあります。
インフルエンザウイルスが増殖する際に、ノイラミニダーゼという酵素の働きで他の細胞へと感染を拡げていきますが、この酵素の作用を阻害することでウイルスの増殖を抑えこみます。
このため、ノイラミニダーゼを持つA型とB型インフルエンザに対しては効果を期待できますが、ノイラミニダーゼを持っていないC型インフルエンザには効きません。
C型インフルエンザは流行頻度が少ないインフルエンザで、一度罹患することで免疫ができ、以降は感染の心配はありません。
高熱が出ることは稀で症状が軽いため、罹患したことに気づかず治癒することも少なくありませんが、稀に肺炎や気管支炎などを併発し重症化することがあり注意が必要です。
C型インフルエンザに効果のある抗インフルエンザ薬は存在しないため、栄養を十分に摂りしっかりと休養することが望まれます。
リレンザの効果を期待できるのは、発症から48時間以内とされ、それ以降の投与は効果が低くなります。吸入式のため即効性に優れますが、すぐに解熱しない場合もあります。
これは投与の時点で既にウイルスが増殖していたためで、投与後ウイルスが死滅するまでは引き続き投与する必要があります。
また、解熱後も2日から3日程度はインフルエンザウイルスを保有していることがあるため、感染者を増やさないよう外出は控えると共に、重症化しないよう休養することが重要となります。